爪のサイドストレートが重要な理由②
爪の角が皮膚に当たるのを防ぐ
爪の横のライン、サイドストレートが大切なのは、手の爪の横割れを防ぐためだけではありません。
もうひとつ大切なのが、爪が伸びた時に、爪の角が皮膚に当たるのを防ぐことです。
今回は、解剖学の観点から見ても大切な理由を、わかりやすく説明します。
爪は、横から見ると、まっすぐ前へ伸びていくように見えます。
しかし実際には、爪は指から離れた部分から、下に下がるように伸びていく癖があります。
これは、爪先の白い部分であるフリーエッジが、下の皮膚から離れるためです。
爪のピンク色の部分は、下の皮膚にくっついています。
一方で、白い部分であるフリーエッジは皮膚から離れるため、乾燥の影響を受けやすくなります。
爪は皮膚のように、自分でうるおいを作ることができません。
そのため、指から離れた部分は乾燥しやすく、縮むように形が変わっていきます。
イメージとしては、生しいたけが乾燥していくと、縮んで形が変わるのに近いです。
そのため、爪は伸びていくと、先端が徐々に下がっていきます。
この時、爪先の長さだけを整えて、横の部分をまっすぐに整えていないと、サイドに角が残ることがあります。


ボールを投げる瞬間、指の腹には強い圧がかかります。
その時、この爪の角が指先の皮膚に当たります。
それが投球のたびに起こると、何十回、何百回と同じ場所に刺激が加わることになります。
強く当たり続けると、皮膚の下で内出血を起こし、血豆になることがあります。
また、血豆にならない場合でも、皮膚は同じ場所を何度も押されたり、こすられたりすると、自分を守ろうとして硬くなります。
たとえば、手にマメができるのと同じです。
何度も刺激を受ける場所は、皮膚が厚く硬くなります。
爪の角が皮膚に当たり続けると、その部分の皮膚がだんだん硬くなることがあります。
すると今度は、その硬くなった皮膚が爪に当たります。
つまり、
爪の角が皮膚に当たる
→ 皮膚が硬くなる
→ 硬くなった皮膚が爪に当たる
→ 爪に負担がかかる
→ 爪が割れやすくなる
という流れが起こることがあります。
だから、爪先だけ長さを整えるのではなく、爪の横の形も整えることが大切です。
爪の横部分をまっすぐ少し残して、指先の形に沿って整える。
これがサイドストレートです。

サイドストレートにすることで、爪の角が皮膚に一点で当たりにくくなります。
サイドストレートを残すことは、爪の横割れを防ぐだけでなく、血豆、皮膚の硬さ、そしてそこから起こる爪割れを防ぐためにも重要です。
やすりの正しい使い方を学びたい方は、ぜひご相談ください。
一生使える爪の整え方を、マンツーマンでお伝えします。