2025.02.25

クライミングと爪のケア:パフォーマンスを支える要素

こんにちは、マリネスの高橋です。

今回は、クライマーにとって意外と重要な「爪のケア」についてお話しします。

私たちの爪は小さな存在ですが、クライミングでは実は、とても大事な役目を担っているんです。

「たかが爪、されど爪」という言葉が、まさにぴったりですね。

トレーニングと爪の負担

クライミングでは、爪に大きな負担がかかります。爪は髪の毛と同じケラチン(タンパク質の一種)でできた爪板(爪の表面の硬い部分)、その下に血管が通った爪床(爪の下の柔らかい部分)があり、爪の根元には新しい爪を作る爪母(爪の根元にある爪を生成する部分)があります。この爪の仕組み全体が、クライミングでの指先の力を支えているんです。

特に負担が大きいのは、小さなホールド(壁についている突起物)を指の第二関節を極端に曲げて掴むクリンプのときと、壁が手前に傾斜しているオーバーハングでの足掛けのとき。クリンプでは爪の下(爪床)に強い力がかかり、オーバーハングではクライミングシューズの中で爪が圧迫されます。この繰り返しの負担が、徐々に爪にダメージを与えていきます。

競技中の爪の健康管理

競技中に気をつけたい爪の変化があります。代表的なのが爪下血腫(爪の下に血液が溜まった状態)です。また、爪が浮き上がったり、爪の周りが腫れたり赤くなったりすることもあります。

これらの症状は、放っておくとより深刻な問題につながることがあります。例えば、爪下血腫を放置すると、爪と爪床が剥がれやすくなり、より長期の回復期間が必要になることも。競技中は定期的に爪の状態をチェックし、少しでも違和感を感じたら、確認することが大切です。

影響を受ける部分とその理由

クライミングで特に影響を受けるのは爪床の部分です。ここには血管がたくさん通っていて、ホールドを掴むときの感覚を感じ取る神経もあります。強い力がかかると血管が傷つき、出血することがあります。

爪の根元(爪母)も大切な部分です。ここが傷つくと、新しい爪の成長に影響が出ることがあります。また、爪の周りの皮膚は爪を保護する役割があり、炎症(腫れ、熱を持った状態)を起こすと痛みの原因になります。

トレーニング後のケア方法

爪は私たちの体の一部として、少しずつ新しく生まれ変わっています。トレーニング後は爪床をいたわり、清潔に保つことが大切です。これが、爪のトラブルを防ぐ基本中の基本なんです。

特に気をつけたいのは、トレーニング直後の爪のケアです。クライミング後は、爪と周囲の皮膚の状態をよく確認しましょう。少しでも異常を感じたら、清潔にした上で慎重に観察することが大切です。また、爪に過度な力がかかるような動作は避けた方が良いでしょう。

そして、普段の生活でも爪を守ることを意識しましょう。例えば、重い物を持つときは爪に負担がかからないよう、指の腹でしっかり支えることを心がけてください。また、家事をするときはゴム手袋を使用すると、洗剤による爪の乾燥や傷みを防ぐことができます。

爪のトラブルでお悩みの方は、爪のトラブル専門店マリネスにぜひご相談ください。