2026.02.02

第2回:左右ガタガタを止めろ 「グーの手」と「中央から」のルール

第1回では、爪の層を壊しにくい道具を紹介しました。
今回は、なぜ多くの人が爪の形を左右対称に整えられないのか。その根本原因と、誰でも再現できる解決策をお伝えします。

これは見た目の話ではありません。
指先にかかる力をロスなく受け止め、道具やホールドに正確に伝えるための「機能」の話です。
野球だけでなく、クライミングのように指先を酷使する競技にも共通します。

1 :爪先を「自分側」に向けるのは ミリ単位のズレを消すため

多くの人は、爪の先端を「向こう側」に向けたまま整えています。
この向きだと、断面の厚みや傾き、左右の高さのズレが正確に見えません。

少しの左右差でも、指先の当たり方が変わり、力の受け方が変わってきます。

プロがやる確認姿勢はシンプルです。
手の平を上に向け「グー」にして、爪先を「自分側」に向ける。

この角度だと爪の先端が見えて、自分の爪のカーブや伸び方の癖が把握でき、
自分にとってのベストな長さや形を判断しやすくなります。

2 :「中央」から決めるのは 軸をぶらさないため

端から順に削ると、途中で削りすぎや切り過ぎが起きやすく、左右のバランスが崩れます。
片方の角が落ちれば、力の受け止め方に偏りが出ます。

正しい順番は「中央から」です。

まず、爪の中央の長さを決める。
次に、その中央を基準に左右をそろえる。

センターを先に確定させると途中で迷わず、左右差が出にくくなります。結果として、指先にかかる圧を均等に受け止めやすい爪になります。

3 :目的は「指先の力を安定して発揮する」こと

左右非対称の爪は、接地が片当たりになり、力が逃げます。
手をグーにして自分側で確認し、中央から整える。
この2つを守るだけで、指先にかかる力を均等に受け止めやすくなります。

今日やることはこれだけです。
手をグーにして、爪先を自分側へ。

次回予告:最終回
爪の三層構造を壊しにくくしながら、指先の感覚を研ぎ澄ます「0.1mmの微調整」と「仕上げ」の極意をお伝えします。

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